「フィールドスタディ」（こども・福祉）の6回目の講義が行われました。

この科目では、実際の地域社会が抱える課題について、チームで力を合わせて課題解決に取り組んでいます。
第6回目となる6月16日の講義では、大分県県民生活・男女共同参画課 参画推進班の小野育子先生と後藤由佳先生のお二方より、「大分県におけるＤＶ被害者および性暴力被害者支援の現状」という内容でご講義いただきました。

講義では、被害を受けた時、約６割の人が誰にも相談していない現状があり、主に「恥ずかしい」や「自分さえ我慢すればよい」といったことが理由であることを学びました。

これに対して、大分県では相談窓口を周知して、相談ができなかった人の割合を減らしていくことが今後の課題であるとの説明がありました。
今後の授業では、大分県が抱えている「相談窓口の周知等」の課題について、本日の講義でふれられた二次被害の防止を踏まえながら、若年層に向けた広報啓発案をチームでアイデアを出し合いながら考えていきます。
小野先生と後藤先生より、連携講義で提案された広報啓発案について、最終的には実際に県の広報においても活用していきたいとのお話がありました。