Topics2023/06/19

【こども・福祉マネジメントコース】フィールドスタディでの連携講義

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「フィールドスタディ」(こども・福祉)の5回目の講義が行われました。
この科目では、実際の地域社会が抱える課題について、チームで力を合わせて課題解決に取り組んでいきます
今年度は、大分県県民生活・男女共同参画課 参画推進班と連携講義を実施します。
第5回目となる6月2日の講義では、公益社団法人大分被害者支援センターから、支援活動室長兼犯罪被害相談員の藤澤 由美子先生にお越しいただき、「性暴力について」というテーマでご講義いただきました。
講義では、性暴力とは、「イヤだ」と思ったときに無理やり行われるものであると説明がありました。
また講義の中で、「どのような性暴力があるか?」や「性暴力は誰から受けるか?」また、性暴力を受けた際に「相談できない状況が続くとどのような問題を抱えるようになるだろうか?」などの質問に対して、学生は周りと相談したり、自分で状況を想像してみたりしながら考える時間がありました。
そして、性暴力が表面化しているのは氷山の一角であるため、自分がされたことが性暴力だと認識してもらったり、もし性暴力を受けたりした場合に、安心して声を上げてもらうためには、「どのような言葉で、どのような呼びかけがよいと思うか?」、「どのようなリーフレットを作れば、『相談してみよう』と思ってもらえるか?」という問いに対して全員で考えました。
最後に、誰もが、自分の体に関することを自分で決める権利をもっているとの説明があり、望まない性的な行為は、すべて性暴力にあたることを、周りの友達にも伝えていくことの必要性を学びました。
学生は講演を聞き、「まずは知ることから始まり、学んだことを誰かに伝える」ことを目標に、どういう言葉であれば相手に響き伝わりやすくなるのか、そのための広報啓発案について、次回以降もチームでアイデアを出し合っていきます。