この度、本学経営経済学部に在籍する津田櫂臣さん(2年生)が、公益財団法人九州運輸振興センター主催の令和6年度懸賞論文において、栄えある「優秀賞」を受賞しました。この懸賞論文は、九州圏における交通・観光事業の発展と地域社会の活性化に貢献する優れた研究論文を奨励するものです。
九州運輸振興センターが毎年実施している本懸賞論文は、九州の交通・観光に関する課題解決や活性化に向けた提言、調査研究を対象としており、未来を担う人材の育成を目的としています。令和6年度は、九州内外の大学・大学院から9編の意欲的な論文が寄せられ、厳正な審査の結果、津田さんの論文を含む3編が優秀賞に選ばれました。
津田さんが受賞した論文のテーマは「日田彦山線BRTの増客と地域振興〜ひこぼしラインが沿線地域の星となるためには〜」です。
この論文では、災害からの復旧手段として注目されるバス高速輸送システム(BRT)である「BRTひこぼしライン」を取り上げ、その利用促進策と、BRTを軸とした沿線地域の活性化策について深く考察しています。地域が直面する課題に対し、経営経済学で培った知識や視点を活かし、具体的な解決策を探求した点が、高く評価されました。
今回の受賞は、津田さん自身の熱心な研究活動と努力の賜物であり、経営経済学部での日々の学びが地域社会への貢献に繋がる力を育んでいることを示す、大変喜ばしい成果です。津田さんの研究は、今後のBRTひこぼしライン、そして沿線地域の未来を明るく照らすヒントを与えてくれるものと期待されます。
なお、表彰式は令和7年2月17日に行われました。受賞論文の要旨は、九州運輸振興センター発行の広報誌「九州うんゆジャーナル夏号Vol.128」に掲載されるほか、論文全文は同センターのホームページにて公開される予定ですので、ぜひご覧ください。
日本文理大学経営経済学部は、津田櫂臣さんの今回の快挙を心から祝福するとともに、今後の更なる飛躍を大いに期待しています。この度の受賞が、他の学生の皆さんにとっても、自らの学びを社会に活かすことへの関心を深め、積極的に挑戦するきっかけとなることを願っています。
本学は、今後も学生一人ひとりの知的好奇心と挑戦を力強く支援し、地域社会に貢献できる人材の育成に努めてまいります。