Jリーグでは、「シャレン!」Jリーグをつかおう!社会のためにという社会連携活動を行っています。日本文理大学は、2007年から大分トリニータを学びのフィールドとしています。Jリーグを利用して、スポーツイベントを学ぶだけでなく、試合開始まで行うスポーツイベントコーナーの運営はファンサービスであり、地域のクラブを支える地域貢献活動を行っています。
この活動を日本スポーツ産業学会のシンポジウム「スポーツを通じた社会連携活動の社会的価値の創出と社会的インパクトの評価」の中で小澤社長が大分トリニータと本学の取り組みを紹介しました。※大分トリニータが行っている取り組みの一例としてです。
スポーツマネジメント研究者界隈では活動を金銭的価値として見える化(可視化)することによって社会に与えたインパクトを測定するのが流行っています。確かに事業を行うためにお金は必要です。でも、ドラッカーは、「金儲けを優先するとその組織は一夜にして消滅する」と言っています。
スポーツビジネスコースの中の人は、NBU日本文理大学がレゾナックドームで行っている「スポーツイベント実践」でのスポーツコーナーを事業として行った場合年間で30万円の利益が生じます。でも、教育機関は金額じゃないんだよね。学生がどう成長したかがポイントなんです。それと、参加している子供たちの満足度です。
本学は人間力教育を教育理念としていますが、産業人として活躍できるように社会人基礎力も重視しています。スポーツイベント実践の実習を行う前と実習を行った後では12の指標のうち11の指標で社会人基礎力が上がっていました(2018年研究結果)。つまり、教育効果ありです。だから、大学も実習の継続を承認しているのです。
子供たちの満足度は・・・毎回遊びに来てくれているから評価は高いと思います。だから、大分トリニータも実施を許可していると思います。これって、主観的評価なのでアンケート調査を考えましたが対象者の年齢が低いから難しいので保護者に聞いてみようかな。あっ、もしかして保護者には不評かも。だって、子供たちがスポーツコーナーでずーっと遊んでいるから・・・・
スポーツ庁長官アイデアコンペの発表にも参加してきました。すばらしい内容でした。次回の学会大会では会場で発表きるようがんばります。と、スポーツビジネスコースの中の人は誓うのでした。いやいや、がんばるのは学生です。なので、コーチングに徹します。