今年も日本スポーツ産業学会大会「スポーツ庁長官賞」アイデアコンペに応募しました。一次審査は通過しましたが、二次審査はダメでした。3年連続です。来年、またチャレンジします。
今回のアイデアコンペのメインテーマは、「スポーツを通じた社会課題解決」「日本が世界に発信できるスポーツビジネス」でした。
スポーツマネジメントゼミ(スポーツビジネスコース)では、アイデアコンペを目的に授業を行っていません。なので、いつもバタバタです。1か月間で下記の流れで作業を行います。ほとんど、ゼミ以外の時間でやっちゃいます。さすがに議論の部分は、ゼミの時間を1コマ使います。
日本スポーツ産業学会からテーマの発表 ➞ ゼミ生に連絡 ➞ 企画案を提出 ➞ 企画案をベースに議論 ➞ 完成 ➞ 提出
スポーツマネジメントゼミでは、限られた時間でアイデアをまとめる(アイデアソン)。ベストではなく、ベターでもいい。現実的な提案をする。これを基本にアイデアコンペに取り組みます。
議論の中で大分県の良さを外国の人に知ってもらおう。武道ツーリズムが人気らしい。大分県で有名な武道は・・・相撲。名横綱双葉山関が大分県宇佐市の出身で記念館があります。これでいこう。
宇佐市の観光は、立ち寄り観光なのでインバウンド効果があまり期待できないらしい。観光客のほとんどが、福岡県や別府・湯布院、大分市に宿泊するから。だったら、宇佐市にホテルを建設すればいい。宿泊施設があれば、観光客が宿泊してインバウンド効果が期待されるという報告書もみられるが・・・我々の考えは、立ち寄り観光で上等! 立ち寄った人が宇佐市で多くのお金を使ってくれればいいじゃん。という考えです。
宇佐市には、全国に4万社あまりある八幡様の総本宮全国の八幡宮の増本山である宇佐神宮があります。宇佐神宮には、神相撲という歴史があります。神相撲、神秘的です。これ使いましょう。
宇佐市には土俵もあります(宇佐市総合運動場内)。小学生のわんぱく相撲から中体連、高体連、そして高校・大学相撲宇佐大会と各種大会が開催されています。さらに、相撲はパワーが必要ということで、からあげを食べてパワーもりもり。宇佐市はからあげ専門店発祥の地です。からあげは強引です。
これらを全部まとめて、神相撲として宇佐市をアピールすれば・・・相撲関連グッズ、からあげ、なんやかんや相撲に絡めてお土産を販売すれば立ち寄り観光でもインバウンド効果があるのではないか。って、企画をまとめましたが、二次審査通過ならず。
企画が浅いと言えば、浅いかもしれませんが、限られた時間で事業提案をする。これは、ビジネスパーソンに必要な力です。今回のスポーツ庁長官のアイデアコンペにはアイデアソンを用いました。