Topics2022/10/25

【スポーツビジネスコース】スポーツビジネスコース・竹田ゼミ3年生は、日本スポーツ産業学会第31回大会「スポーツ庁長官賞」アイデアコンペに応募しました

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 スポーツビジネスコース・竹田ゼミ3年生は、日本スポーツ産業学会第31回大会「スポーツ庁長官賞」アイデアコンペに応募しました。「これからの学校運動部活動」について、現状の問題点を踏まえ企画をまとめました。

 中学校教員の業務負担を改善するために、土日の運動部活動を地域に移行すれば問題は解決すると言われています。運動部活動の中学校教員だけが負担を強いられているのか、生徒は、保護者に負担はかかっていないのか。また、地域に中学校の運動部活動を受け入れることが可能なのか。

 ゼミでは、1)運動部活動の負担は中学校教員だけではなく、生徒、保護者にもある、2)活動を制限することによって運動部活動の価値を高める、3)地域に中学校の運動部活動を受け入れる基盤は少ない、この3点から「運動部活動の完全週休2日制(土日)とする」という内容で企画をまとめました。

 中学校の運動部活動は、教員のボランティア活動で成り立っています。それを地域に移行すれば、地域の負担となります。また、中学校の運動部活動の多くは無料で活動しているため、地域での活動を有料にすれば家庭への負担も増えます。

 ビジネスの世界では、制限することによって価値を生み出すことがあります。土日に部活動をしないことで、平日の活動が価値あるものに変わると思われます。長時間の活動は生徒がケガをするリスクが高まります。UNIVAS(大学スポーツ協会)も学生が安心安全にスポーツをするために長時間の練習に警鐘を鳴らしています。

 結果、1次審査を通過しましたが、2次審査で落選して最終プレゼンには参加できませんでした。学会大会ではポスター発表を行いました。アイデアコンペ申し込み終了後に、スポーツ庁は中学校の運動部活動を地域に移行すると発表しました。今回、ゼミで指摘した3点の問題が解決していなのに・・・・今後は、中学校の運動部活動がスムーズに移行できるモデルをゼミでは検討していきたいと思います。